なぜコネクタ端子には「ベリリウム銅」が選ばれるのか?

精密電子機器の接続を支えるコネクタ。
その中でも、抜き差しを繰り返す「ソケット(メス)端子」において、ベリリウム銅(C1730)は代わりのきかない究極の素材と言われています。
なぜ、数ある銅合金の中からベリリウム銅(C1730)が選ばれるのか。その理由は、「強さ」と「通電性」の圧倒的な両立にあります。
1. 何万回もの抜き差しに耐える「バネ性」
ソケット端子には、プラグをしっかりと挟み込み、抜き差ししても形が崩れない「バネの力」が求められます。
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ヘタリ知らず: ベリリウム銅(C1730)は、銅合金の中で最高クラスの弾性を持っています。繰り返しの抜き差しでもバネ圧が落ちにくいため、長期にわたって接触不良を防ぎます。
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永久変形への強さ: 強い力で押し広げられても元の形にピタリと戻る力が強く、小型・薄肉化が進む最新コネクタには欠かせない特性です。
2. 熱に負けない「信頼性」
機器の稼働中、端子には熱が発生します。一般的な銅合金は熱を持つとバネの力が弱まってしまいますが、ベリリウム銅(C1730)は違います。
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優れた耐熱応力緩和特性: 高温環境下でもバネ圧が維持されるため、車載コネクタや産業機器など、過酷な条件下でも安定した接続品質を保ちます。
3. 電気信号をロスなく伝える「導電性」
バネ性を求めてステンレスなどを使用すると、電気の通りが悪くなるという欠点があります。
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低抵抗・低発熱: ベリリウム銅(C1730)は、鋼に匹敵する強度を持ちながら、電気を流す能力も非常に高いため、信号の劣化や端子部での異常発熱を最小限に抑えます。
【山一精工のこだわり】その特性を100%引き出すために
ベリリウム銅(C1730)の素晴らしい特性も、正しい「熱処理」が行われて初めて発揮されます。
山一精工では、自社内に「ガス雰囲気炉」を保有しています。 不活性ガスの中で熱処理を行うことで、微細なソケット端子の表面を酸化(黒ずみ)させることなく、理想的な硬度とバネ性を引き出します。
「削り」から「熱処理」まで。 材料のポテンシャルを最大まで高めた、高精度なソケット端子をお届けします。
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株式会社山一精工は、コネクタ部品だけではなく、ロボット・先端デバイスなど、幅広い業界での部品製作実績がございます。
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