切削加工の材料選び

切削加工の対応材料|金属の特性を活かすプロの選定と加工
切削加工において、材料選びは製品の品質、コスト、納期を左右する重要なプロセスです。山一精工では、一般的な金属から加工が困難な「難削材」まで、幅広く対応しています。
1. 銅・銅合金(得意分野)
~高い導電性と熱伝導率、精密な加工技術~
御社の強みである銅合金。粘りが強く、バリが出やすい特性がありますが、最適な工具選定で美しく仕上げます。
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代表的な材質:
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C1020(無酸素銅): 純度が高く、電子部品などに最適。
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C1100(タフピッチ銅): 電気導電性・熱伝導性に優れる。
- C5441(快削リン青銅):切削性が非常によく、バネ性・電気特性に優れる。メスコンタクトに使用される。
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C3604(快削黄銅): 切削性が非常によく、精密部品に多用。
- C1730(快削ベリリウム銅):切削性が非常によく、時効硬化処理を施すことで高い強度を有することができ、且つ導電性を有します。
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ポイント: 銅特有の「むしれ」を防ぎ、寸法精度を出すためのノウハウが凝縮されています。
2. アルミニウム合金
~軽量化と高能率加工の定番~
軽くて加工性が良いため、航空宇宙、半導体製造装置、ロボット部品など多方面で使われます。
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代表的な材質:
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A5052: 汎用性が高く、耐食性に優れる。
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A2017(ジュラルミン): 強度が高く、機械部品に最適。
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A7075(超々ジュラルミン): アルミ合金最高クラスの強度。
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ポイント: 高速切削による短納期対応が可能です。美しい光沢仕上げもお任せください。
3. ステンレス鋼(SUS)
~耐食性と強度の両立、難削材への挑戦~
錆びにくく硬い材質ですが、熱が逃げにくいため加工難易度は高まります。
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代表的な材質:
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SUS304: 最も一般的なステンレス。加工硬化が起きやすい。
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SUS303: 切削性を向上させた快削ステンレス。
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SUS316 / SUS316L: 304よりさらに耐食性が高く、医療やプラント用。
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ポイント: 刃物の摩耗を抑え、熱変位を最小限に抑える精密な温度・速度管理を行っています。
4. 鉄・炭素鋼
~機械構造用の基盤材料~
強度が必要な構造部材に広く使用されます。
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代表的な材質:
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S45C(炭素鋼): 強度とコストのバランスが良く、機械部品の主流。
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SS400(一般構造用鋼): 溶接性も良く、幅広い用途に対応。
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ポイント: 熱処理(焼き入れ)前後の寸法変化を予測した精密加工が可能です。
5. 【比較ガイド】材質別の特性・切削性
| 材質グループ | 切削性(削りやすさ) | 耐食性 | 主な用途 |
| 銅合金 | △〜○(粘りあり) | ◎ | 電子部品、通電部品 |
| アルミ合金 | ◎ | ○ | 軽量構造体、装置カバー |
| ステンレス | △(難削材寄り) | ◎ | 医療機器、食品機械、屋外部品 |
| 炭素鋼 | ○ | △ | 産業機械フレーム、駆動軸 |
独自のルートで材料調達からサポート
山一精工では、材料の選定段階からのご相談も承っております。「もっと軽くしたい」「コストを抑えたい」「強度が欲しい」といったご要望に対し、切削加工のプロの視点から最適な材料をご提案します。
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